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電車で1時間そこらで全然知らないところに行った。雪がたんまり降って積もって、家にいたら数年に一回くらいの雪の量。雪を見て足跡をつけて、顔型をつけたらデスマスクそのもので笑った。何度思い出しても笑う、帰ってきた翌日の電車の中でもひとりで思い出し笑いした。たのしかった。わたしは一緒にいた人の判断を尊重しようと思った。自分はよく間違えるから、それもあるけど、これは信頼だ。

最近よく思うけど人生は形がないみたいで、自分だけが感知して自分の世界が始まって、終わったあとは何もなくなる。正しいも間違いもないけど正しさを感じた方向にその都度足を向けている。頭で考えて正しそうだと感じてその方向に行くときもあれば、勝手に足が向いて後から考えて妥当に思えたり、妥当そうな理由を作ることもある。どっちでも良いしなんでも良い。よく考えても考えなくてもどれも良い。実際よく考えているようで考えてもなさそうだ。本当に何にも無いのだと思う。

‪2017年は寄り道をいっぱいした1年だった‬。‪平日は1つ隣の駅まで大好きな人といろんな道でいろんな角を曲がって、葉っぱや虫やら見つけたりしながら帰った‬。自分の旅行やお出かけも、計画して1日でいろんなところをまわる旅行をやめて、何も決めずに匂いや見た目につられながらふらふら寄り道してまわる旅行に変えた。これがとても合っていた。‪回る点の数や経験の数で言えば全然効率がよくないように思えて、でもよくよく見てみると、速くて大雑把な記憶しか残らず疲れて帰ってきてた旅行が、何も疲れずマニアックで鮮やかな記憶の残る、ただ‬充足感に満ちた小さな旅行になった。ガイドブックに載っているところを一件も回れなくても良いから、自分だけの景色を見ながら自分だけの散歩道を通るのが良い。何にもないことは、数えられるもの以外のものがたくさんあるということだと思う。何にも無い旅行、とても良かった。

今年がもう終わる。今までで1番早かった。ここに書いてないあれこれがたくさんある。全部書き残したくて始めたけど書くことも忘れて過ごすのもとても良かった。とても幸せだった、みなさんありがとう。